仕事や日々の生活に車が欠かせないというご家庭にとって、カーポートというのはぜひ設置しておきたいもののひとつです。
ただ、カーポートの設置工事を始める間にいくつか考えておくべきポイントがあります。
今回はそのポイントについて掘り下げていきたいと思います。
・柱が邪魔にならないかどうか
基本的にカーポートには屋根を支えるための柱が絶対に必要となります。
カーポートを設置する際には、この柱のことをよく考えておかなければいけません。
柱のことを無視して、とりあえず車が入ればいいといった考え方でカーポートを設置してしまうと人が通るためのスペースが不十分になってしまったり、買い替えた車がカーポートに入らなかったりとさまざまな問題が出てきます。
特に、お子さんがいるご家庭で注意しなければいけないのが、ドアと柱の接触です。
お子さんが勢いよくドアを開けて、そのまま柱にぶつかってしまってドアが傷や凹みだらけに……ということも起こり得ます。
カーポートを設置するスペースの確認はもちろんですが、柱が邪魔になってしまいそうなら柱の位置を奥にするなどのカーポートの仕様そのものもしっかりと吟味していきたいところです。
・窮屈な感じがしないかどうか
車から乗り降りするときに、空が見えるとやはり開放感があります。
ただ、そこにカーポートを設置することによって一気に窮屈な感じを受けることもあります。
これはカーポートの形を考えれば仕方がないことなのですが、せっかくカーポートを設置するのであれば不快になりそうな要素はできるだけ排除しておいたほうがいいでしょう。
カーポートの奥行や間口だけではなく、高さに意識を向けることによって窮屈な感じはかなり軽減できるかと思います。
ただし、高ければ高いほど開放感は出てくるのですが、高くなってくると今度は雨や雪などの影響を受けやすくなってしまいます。
カーポートならではの窮屈な感じをできるだけ軽減できるようにしつつ、それでいてカーポートとしての役割をしっかりと果たせるような高さを見極めていきましょう。
・台風などに耐えられるかどうか
大型の台風が通り過ぎた後などに、カーポートの屋根が飛んでいっている光景を目にしたことはありませんか?
あれはカーポートを設置しているところであれば、本当にどこででも起こり得ることです。
もちろん、カーポートもきちんと強度は考えられていますし、そもそもそう簡単に飛んでいくものではありません。
それでも台風や突風などの際にはカーポートの本体が倒壊しないように、安全性の面から屋根材が外れるようにはなっているのです。
今の日本では異常気象で突然、信じられないような強風に見舞われることもあります。
もしそれで屋根が飛んでいってしまったら、飛んでいったことで事故が起こってしまったら……と不安に感じる方もいるでしょう。
カーポートの屋根が飛ばないようにするのはもともとの仕様から考えても難しいので、最初から飛ばないようになっているものを選ぶか、飛びにくくなるようなオプションを利用していくかという形になります。
・日当たりが悪くならないかどうか
カーポートは強い日差しや紫外線から車を守ってくれるものなのですが、カーポートを設置する位置によっては住まいの日当たりが悪くなってしまう可能性があります。
日当たりというのは、住まいの快適さを大きく左右する要素のひとつです。
カーポートの屋根材にこだわりすぎてしまったばかりに、日差しがほぼ完全に遮られてしまうということもあるでしょう。
カーポートの役割を理解した上で、カーポートの設置位置を十分に考えておきましょう。
窓の近くにカーポートを設置するのは避けるようにするのはもちろん、それが難しい場合も踏まえて薄い色の屋根材を検討しておきましょう。
・最適なカーポートを設置するために
今回はカーポート工事の前に考えておくべき4つのポイントということでお話をしましたが、これらはカーポートのデメリットにもなり得る部分です。
4つのポイントについて十分に考えて改善できるところや対策できるところがあれば、その中でできるだけ理想に近いカーポートを設置していけばいいでしょう。
ただし、もしそれが難しい場合にはカーポートの設置を見送るという判断をしたほうがいいのかもしれません。
カーポートの工事を始める前の段階から、じっくりと考えていきましょう。
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